恐かったり面白かったり、映像はなかなか綺麗だったんだけど
何かが足りなかった。惜しい!
久々の映画鑑賞はこれでした。
子供の頃から好きだったグリム童話の数々。
その当時読んだものに対してそんなに恐いというイメージは
なかったけど、数年前に「本当は恐ろしいいグリム童話」という本が
出版されて読んだとき結構恐くて、耽美なお話なのかも…と一変した。
そういえば、ヘンゼルとグレーテルなんて、お菓子の家の魔女が
妹を閉じ込めて食べようとしてしまうんだもね。結構恐いかも(笑)
その世界観がこの映画では存分に表現されていたと思う。
赤ずきんとかヘンゼルとグレーテル、ラプンツェルとかなじみのキャラクターなんかも登場してなかなか。
ただ、残念だったのはマット・デイモンが出ていたんだけど
正直言って役に合ってない気が…。
知性派な彼がおちゃらけた軽い感じの役にはまってなかった。
髪型も、衣装も不釣合い(笑)やっぱりマットには
ボーン・アイデンティティーのようなしぶーい役を演じて欲しい。
それに、彼である必要性も感じなかったしね。
もっと違うファンタジーにあう俳優いるだろー!と始終突っ込みまくり。
まあ、彼以外は良かったけど。(これって、問題?)
ホラーでもなく、かと言って完全にコメディーでもなく
やっぱりおとぎ話の世界を映画化したらこんな感じなのかなと
思わずにはいられないのですが、もとよりファンタジー好きな
私は結構楽しめた映画でした。
でも、受け入れられない人、というかこのジャンルが嫌いな人は
まったく受け付けないかも。
やっぱりモニカ・ベルッチは美人だった。
マレーナで美人な人だなと思っていたけど、やっぱり美しい。
点数 7点
本当は恐ろしいグリム童話
桐生 操
大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界
由良 弥生