私はキリスト教信者ではないけれど、途中涙をこらえることができませんでした。
それは感動だけではなくいろんな感情が入り混じってのものだと思います。
確かに風評どおり、処刑や拷問などのシーンの連続で
その場面の残酷さが際立っていることは確かなのですが
見るものの心に直接訴えかけてくる何か、がそこにはありました。
イエス・キリストが実在の人物で、病人を治したり、そして予言したり
ましてや死んだあとに復活したりなどという彼の起こした奇跡が本当だったのか
が真実か、否か、ということよりも
一人の人間としてのイエス、そして彼をずっと見守り続ける母マリア
の人間くささに妙に感動してしまいました。
そして、「赦す」ということがとても難しくて
すごいことなのだと改めて認識しました。。
見終わった後、ずしん、と来ましたが
良い作品を見ることができて良かったと思いました。。
見に行く時は一応、ある程度の予備知識は必要だと思います…。